061001 神よ。私の叫びを聞き、私の祈りを心に留めてください。
061002 私の心が衰え果てるとき、私は地の果てから、あなたに呼ばわります。どうか、私の及びがたいほど高い岩の上に、私を導いてください。
061003 まことに、あなたは私の避け所、敵に対して強いやぐらです。
061004 私は、あなたの幕屋に、いつまでも住み、御翼の陰に、身を避けたいのです。 セラ
061005 まことに、神よ。あなたは私の誓いを聞き入れ、御名を恐れる者の受け継ぐ地を私に下さいました。
061006 どうか王のいのちを延ばし、その齢を代々に至らせてください。
061007 彼が、神の御前で、いつまでも王座に着いているようにしてください。恵みとまこととを彼に授け、彼を保つようにしてください。
061008 こうして、私は、あなたの御名を、とこしえまでもほめ歌い、私の誓いを日ごとに果たしましょう。
062001 私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の救いは神から来る。
062002 神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私は決して、ゆるがされない。
062003 おまえたちは、いつまでひとりの人を襲うのか。おまえたちはこぞって打ち殺そうとしている。あたかも、傾いた城壁か、ぐらつく石垣のように。
062004 まことに、彼らは彼を高い地位から突き落とそうとたくらんでいる。彼らは偽りを好み、口では祝福し、心の中ではのろう。 セラ
062005 私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の望みは神から来るからだ。
062006 神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私はゆるがされることはない。
062007 私の救いと、私の栄光は、神にかかっている。私の力の岩と避け所は、神のうちにある。
062008 民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である。 セラ
062009 まことに、身分の低い人々は、むなしく、高い人々は、偽りだ。はかりにかけると、彼らは上に上がる。彼らを合わせても、息より軽い。
062010 圧制にたよるな。略奪にむなしい望みをかけるな。富がふえても、それに心を留めるな。
062011 神は、一度告げられた。二度、私はそれを聞いた。力は、神のものであることを。
062012 主よ。恵みも、あなたのものです。あなたは、そのしわざに応じて、人に報いられます。
063001 神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです。
063002 私は、あなたの力と栄光を見るために、こうして聖所で、あなたを仰ぎ見ています。
063003 あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、私のくちびるは、あなたを賛美します。
063004 それゆえ私は生きているかぎり、あなたをほめたたえ、あなたの御名により、両手を上げて祈ります。
063005 私のたましいが脂肪と髄に満ち足りるかのように、私のくちびるは喜びにあふれて賛美します。
063006 ああ、私は床の上であなたを思い出し、夜ふけて私はあなたを思います。
063007 あなたは私の助けでした。御翼の陰で、私は喜び歌います。
063008 私のたましいは、あなたにすがり、あなたの右の手は、私をささえてくださいます。
063009 しかし、私のいのちを求める者らは滅んでしまい、地の深い所に行くでしょう。
063010 彼らは、剣の力に渡され、きつねのえじきとなるのです。
063011 しかし王は、神にあって喜び、神にかけて誓う者は、みな誇ります。偽りを言う者の口は封じられるからです。