詩篇

046001 神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。
046002 それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。
046003 たとい、その水が立ち騒ぎ、あわだっても、その水かさが増して山々が揺れ動いても。 セラ
046004 川がある。その流れは、いと高き方の聖なる住まい、神の都を喜ばせる。
046005 神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。神は夜明け前にこれを助けられる。
046006 国々は立ち騒ぎ、諸方の王国は揺らいだ。神が御声を発せられると、地は溶けた。
046007 万軍の【主】はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。 セラ
046008 来て、【主】のみわざを見よ。主は地に荒廃をもたらされた。
046009 主は地の果てまでも戦いをやめさせ、弓をへし折り、槍を断ち切り、戦車を火で焼かれた。
046010 「やめよ。わたしこそ神であることを知れ。わたしは国々の間であがめられ、地の上であがめられる。」
046011 万軍の【主】はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。 セラ
047001 すべての国々の民よ。手をたたけ。喜びの声をあげて神に叫べ。
047002 まことに、いと高き方【主】は、恐れられる方。全地の大いなる王。
047003 国々の民を私たちのもとに、国民を私たちの足もとに従わせる。
047004 主は、私たちのためにお選びになる。私たちの受け継ぐ地を。主の愛するヤコブの誉れを。 セラ
047005 神は喜びの叫びの中を、【主】は角笛の音の中を、上って行かれた。
047006 神にほめ歌を歌え。ほめ歌を歌え。われらの王にほめ歌を歌え。ほめ歌を歌え。
047007 まことに神は全地の王。巧みな歌でほめ歌を歌え。
047008 神は国々を統べ治めておられる。神はその聖なる王座に着いておられる。
047009 国々の民の尊き者たちは、アブラハムの神の民として集められた。
047010 まことに、地の盾は神のもの。神は大いにあがめられる方。
048001 【主】は大いなる方。大いにほめたたえられるべき方。その聖なる山、われらの神の都において。
048002 高嶺の麗しさは、全地の喜び。北の端なるシオンの山は大王の都。
048003 神は、その宮殿で、ご自身をやぐらとして示された。
048004 見よ。王たちは相つどい、ともどもにそこを通り過ぎた。
048005 彼らは、見るとたちまち驚き、おじ惑って急いで逃げた。
048006 その場で恐怖が彼らを捕らえた。産婦のような苦痛。
048007 あなたは東風でタルシシュの船を打ち砕かれる。
048008 私たちは、聞いたとおりを、そのまま見た。万軍の【主】の都、われらの神の都で。神は都を、とこしえに堅く建てられる。 セラ
048009 神よ。私たちは、あなたの宮の中で、あなたの恵みを思い巡らしました。
048010 神よ。あなたの誉れはあなたの御名と同じく、地の果てにまで及んでいます。あなたの右の手は義に満ちています。
048011 あなたのさばきがあるために、シオンの山が喜び、ユダの娘が楽しむようにしてください。
048012 シオンを巡り、その回りを歩け。そのやぐらを数えよ。
048013 その城壁に心を留めよ。その宮殿を巡り歩け。後の時代に語り伝えるために。
048014 この方こそまさしく神。世々限りなくわれらの神であられる。神は私たちをとこしえに導かれる。

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