詩篇

022001 わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。遠く離れて私をお救いにならないのですか。私のうめきのことばにも。
022002 わが神。昼、私は呼びます。しかし、あなたはお答えになりません。夜も、私は黙っていられません。
022003 けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。
022004 私たちの先祖は、あなたに信頼しました。彼らは信頼し、あなたは彼らを助け出されました。
022005 彼らはあなたに叫び、彼らは助け出されました。彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を見ませんでした。
022006 しかし、私は虫けらです。人間ではありません。人のそしり、民のさげすみです。
022007 私を見る者はみな、私をあざけります。彼らは口をとがらせ、頭を振ります。
022008 「【主】に身を任せよ。彼が助け出したらよい。彼に救い出させよ。彼のお気に入りなのだから。」
022009 しかし、あなたは私を母の胎から取り出した方。母の乳房に拠り頼ませた方。
022010 生まれる前から、私はあなたに、ゆだねられました。母の胎内にいた時から、あなたは私の神です。
022011 どうか、遠く離れないでください。苦しみが近づいており、助ける者がいないのです。
022012 数多い雄牛が、私を取り囲み、バシャンの強いものが、私を囲みました。
022013 彼らは私に向かって、その口を開きました。引き裂き、ほえたける獅子のように。
022014 私は、水のように注ぎ出され、私の骨々はみな、はずれました。私の心は、ろうのようになり、私の内で溶けました。
022015 私の力は、土器のかけらのように、かわききり、私の舌は、上あごにくっついています。あなたは私を死のちりの上に置かれます。
022016 犬どもが私を取り囲み、悪者どもの群れが、私を取り巻き、私の手足を引き裂きました。
022017 私は、私の骨を、みな数えることができます。彼らは私をながめ、私を見ています。
022018 彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします。
022019 【主】よ。あなたは、遠く離れないでください。私の力よ、急いで私を助けてください。
022020 私のたましいを、剣から救い出してください。私のいのちを、犬の手から。
022021 私を救ってください。獅子の口から、野牛の角から。あなたは私に答えてくださいます。
022022 私は、御名を私の兄弟たちに語り告げ、会衆の中で、あなたを賛美しましょう。
022023 【主】を恐れる人々よ。主を賛美せよ。ヤコブのすべてのすえよ。主をあがめよ。イスラエルのすべてのすえよ。主の前におののけ。
022024 まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。
022025 大会衆の中での私の賛美はあなたからのものです。私は主を恐れる人々の前で私の誓いを果たします。
022026 悩む者は、食べて、満ち足り、主を尋ね求める人々は、【主】を賛美しましょう。あなたがたの心が、いつまでも生きるように。
022027 地の果て果てもみな、思い起こし、【主】に帰って来るでしょう。また、国々の民もみな、あなたの御前で伏し拝みましょう。
022028 まことに、王権は【主】のもの。主は、国々を統べ治めておられる。
022029 地の裕福な者もみな、食べて、伏し拝み、ちりに下る者もみな、主の御前に、ひれ伏す。おのれのいのちを保つことのできない人も。
022030 子孫たちも主に仕え、主のことが、次の世代に語り告げられよう。
022031 彼らは来て、主のなされた義を、生まれてくる民に告げ知らせよう。
023001 【主】は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
023002 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
023003 主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
023004 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
023005 私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
023006 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、【主】の家に住まいましょう。
024001 地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。
024002 まことに主は、海に地の基を据え、また、もろもろの川の上に、それを築き上げられた。
024003 だれが、【主】の山に登りえようか。だれが、その聖なる所に立ちえようか。
024004 手がきよく、心がきよらかな者、そのたましいをむなしいことに向けず、欺き誓わなかった人。
024005 その人は【主】から祝福を受け、その救いの神から義を受ける。
024006 これこそ、神を求める者の一族、あなたの御顔を慕い求める人々、ヤコブである。 セラ
024007 門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。
024008 栄光の王とは、だれか。強く、力ある【主】。戦いに力ある【主】。
024009 門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。
024010 その栄光の王とはだれか。万軍の【主】。これぞ、栄光の王。 セラ

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