100001 全地よ。【主】に向かって喜びの声をあげよ。
100002 喜びをもって【主】に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。
100003 知れ。【主】こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。
100004 感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に、入れ。主に感謝し、御名をほめたたえよ。
100005 【主】はいつくしみ深くその恵みはとこしえまで、その真実は代々に至る。
101001 私は、恵みとさばきを歌いましょう。【主】よ。あなたに、ほめ歌を歌いましょう。
101002 私は、全き道に心を留めます。いつ、あなたは私のところに来てくださいますか。私は、正しい心で、自分の家の中を歩みます。
101003 私の目の前に卑しいことを置きません。私は曲がったわざを憎みます。それは私にまといつきません。
101004 曲がった心は私から離れて行きます。私は悪を知ろうともしません。
101005 陰で自分の隣人をそしる者を、私は滅ぼします。高ぶる目と誇る心の者に、私は耐えられません。
101006 私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。全き道を歩む者は、私に仕えます。
101007 欺く者は、私の家の中には住みえず、偽りを語る者は、私の目の前に堅く立つことができません。
101008 朝ごとに、私は国の中の悪者をことごとく滅ぼします。それは【主】の都から、不法を行う者をことごとく断ち切るためです。
102001 【主】よ。私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように。
102002 私が苦しんでいるときに、御顔を私に隠さないでください。私に耳を傾けてください。私が呼ぶときに、早く私に答えてください。
102003 私の日は煙の中に尽き果て、私の骨は炉のように燃えていますから。
102004 私の心は、青菜のように打たれ、しおれ、パンを食べることさえ忘れました。
102005 私の嘆く声で私の骨と皮はくっついてしまいました。
102006 私は荒野のペリカンのようになり、廃墟のふくろうのようになっています。
102007 私はやせ衰えて、屋根の上のひとりぼっちの鳥のようになりました。
102008 私の敵は一日中私をそしり、私をあざける者は私を名ざして毒づきます。
102009 これはみな、私が、パンを食べるように灰を食べ、私の飲み物に涙を混ぜ合わせたからです。
102010 それはあなたの憤りと怒りとのゆえに、あなたが私を持ち上げ、投げ出されたからです。
102011 私の日は、伸びていく夕影のようです。私は、青菜のようにしおれています。
102012 しかし、【主】よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御名は代々に及びます。
102013 あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。今やいつくしみの時です。定めの時が来たからです。
102014 まことに、あなたのしもべはシオンの石を愛し、シオンのちりをいつくしみます。
102015 こうして、国々は【主】の御名を恐れ、地のすべての王はあなたの栄光を恐れましょう。
102016 なぜなら、【主】はシオンを建て、その栄光のうちに現れ、
102017 窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされなかったからです。
102018 次のことが、後の時代のために書きしるされ、新しく造られる民が主を賛美しますように。
102019 【主】はその聖なるいと高き所から見おろし、天から地の上に目を注がれました。
102020 捕らわれ人のうめきを聞き、死に定められた者を解き放つために。
102021 人々が、【主】の名をシオンで語り、エルサレムで主を賛美するために。
102022 また、国々の民や、王国が共に集められるとき、【主】に仕えるために。
102023 主は私の力を道の途中で弱くされ、私の日数を短くされました。
102024 私は申しました。「わが神よ。私の日の半ばに私を取り去らないでください。あなたの年は代々に至ります。
102025 あなたははるか以前に地の基を据えられました。天も、あなたの御手のわざです。
102026 これらのものは滅びるでしょう。しかし、あなたはながらえられます。すべてのものは衣のようにすり切れます。あなたが着物のように取り替えられると、それらは変わってしまいます。
102027 しかし、あなたは変わることがなく、あなたの年は尽きることがありません。
102028 あなたのしもべらの子孫は住みつき、彼らのすえは、あなたの前に堅く立てられましょう。」